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JOリポート!! 23日『ニューピアホール』編②

2022.10.31

第35回ジャパンオープン

10月22日〜23日(土・日)に行われた『第35回ジャパンオープン』のリポート企画最終回、23日『ニューピアホール』にて行われた決勝日の試合模様をお届けする。

男子はベスト8、女子はベスト4(準決勝)から行われたこの日、男子には飯間智也、内垣建一、羅立文、杉山功起、大井直幸、原口俊行、神箸渓心(アマ)、イプ・トゥンポン(香港)がベスト8に、女子は佐藤麻子、平口結貴、河原千尋、久保田知子が名を連ねた。今大会は外国人選手の出場が少ない中での開催ではあったが、男女合わせても外国選手が決勝日に残ったのは1名(イプ・トゥンポン)。日本選手の奮闘が目立った大会でもあった。

組み合わせは内垣vs大井、杉山vsイプ・トゥンポン、羅vs原口、飯間vs神箸。女子は佐藤vs河原、平口vs久保田(組み合わせ順)。

5位タイ:大井直幸

第1回転、注目を集めたのはメインテーブルで試合が行われた内垣、大井の対戦。両者、一挙手一投足を見逃さないような緊迫した戦いを繰り広げ、7−6で先にリーチをかけた内垣が次ラックも取り、ベスト4へ。

5位タイ:原口俊行

CUE’S CUPの西日本代表選手の中で唯一ベスト8に駒を進めた原口。東日本代表を現時点で確定させている羅に対して1−8と羅が圧倒。来年に再戦なるかも注目したい。

5位タイ:神箸渓心

飯間vs神箸の準々決勝は、7−4で神箸が先にリーチ。次も決めるかというところで⑩スクラッチ。これを機に飯間が4連取で劇的な逆転勝ち。

5位タイ:イプ・トゥンポン(香港)

外国選手から唯一決勝日に残ったイプ・トゥンポン。7−5で先にリーチをかけるも、ここから杉山が3連取を決めてこちらも逆転勝利を飾った。

3位タイ:久保田知子

女子準決勝はいずれも先行した選手が勝利を挙げた。平口vs久保田は序盤から平口が4連取でスタートを切り、7−2。

3位タイ:河原千尋

佐藤vs河原の対戦は、河原に連続得点を許さなかった佐藤が7−4で勝利。試合後、河原が勝者を讃え、それに応える佐藤の表情が印象的だった。

3位タイ:杉山功起

男子準決勝、内垣vs杉山の対戦は内垣がゲーム開始から7連取リーチと圧倒し、8−1で決勝に進出。悔しい敗戦となったが、3位の杉山は2021年にプロデビューを果たし、プロでのジャパンオープンは今回が初出場。今後の活躍に期待だ。

3位タイ:羅立文

一方の準決勝、飯間vs羅の対戦は、5−2で羅が優勢。しかし、飯間がこの日一番のギャラリーを湧かせるスーパーショットを含む6連取でまたも逆転勝利で決勝に。

準優勝:平口結貴

優勝:佐藤麻子

女子決勝、佐藤vs平口の対戦は、両者ミスが出ながらの苦しい試合展開ではあったが、主導権だけは渡さないという意地がぶつかり合った試合となった。序盤からわずかに先行していた佐藤が、並ばれても逆転は許さない試合運びをし、7−5で勝利。嬉しいプロ初優勝が「ジャパンオープン」のビッグタイトルとなった。

準優勝:内垣建一

優勝:飯間智也

男子決勝、飯間vs内垣の対戦は取って取られての応酬の大接戦。飯間が4−6から2連マスを含む3連取で本日3度目の逆転リーチ。しかし続くラックはブレイクスクラッチで内垣に得点でヒルヒル。最終ラックは内垣のブレイクノーインから飯間が取り切り、ジャパンオープン初優勝は飯間が掴んだ。優勝を決めた瞬間はガッツポーズ、その後は全てを出し切った表情で大会初優勝を噛み締めた。

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