宮下崇生、圧巻の公式戦4連勝!
第31回ジャパンカップ@Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-
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今週末の10月15日〜16日(土・日)、東京・新大久保の『Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-』にてスリークッショントーナメント『第31回ジャパンカップ』が開催され、宮下崇生が公式戦4連勝、ジャパンカップでは初優勝を飾った。
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会場『Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-』
出場者は前回大会優勝者のダニエル・サンチェス(スペイン)を含むシード選手、予選を勝ち抜いた選手計48名。この選手による30点シングルの変則トーナメントによって行われた。
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3位タイ:船木耕司
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3位タイ:梅田竜二
決勝日の16日は世界トップ選手のサンチェス目当てに朝から多くのギャラリーが集まったが、その注目の初戦、サンチェスは公式戦2戦準優勝中の竹島欧に19-30で敗れ、初戦で姿を消すことに。その竹島もベスト8で米山聡に敗れる波乱の展開。そしてその米山が梅田竜二を下して決勝まで勝ち上がった。
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準優勝:米山聡
一方の山では、この大会まで公式戦3連勝の宮下がこの日も好調をキープし、神原正嵩、新井達雄に勝利。準決勝では、ともにJPBF屈指のアベレージを誇る「宮下vs船木」の対決を制して決勝へ。
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優勝:宮下崇生
決勝戦、大会を通して好調だった宮下は決勝戦でさらにギアが上がり、試合開始わずか10キューでハイラン・8を含む27−7の3モア。アベレージ3に迫る試合展開だったが、残りの3点には4キューをかけ、最終結果は30−12(キュー数:14−13)。このスコアは今大会のベストイニングゲームだった。
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後列左から5位タイ:竹島欧、小野寺健容、界敦康、新井達雄
前列左から、3位タイ:梅田竜二、準優勝:米山聡、優勝:宮下崇生、3位タイ:船木耕司
これで公式戦連勝を「4」まで伸ばした宮下。2022年JPBFランキングでは、『NIKKA5 OPEN』優勝などで2位につけている船木耕司を大きく離して1位を独走中(ポイントでは宮下が2149、船木が1706)。例年であれば、今シーズンは『アダムジャパン杯全日本プロ選手権大会』の1戦が行われる予定となっている。宮下が連勝をさらに伸ばし、独走状態でシーズンを終えるのか、注目したい。
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世界選手権で銅メダルを獲得した西本優子(左)、深尾典子(右)
また今大会中に、『第10回世界女子スリークッション選手権大会』でともに3位タイ、銅メダルを獲得した西本優子、深尾典子に対して、『日本ビリヤード協会(NBA)』から報奨金授与の式典も執り行われた。