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サンチェスルイスが『USオープン』初優勝!

2022.10.17

USオープン@アメリカ・アトランティックシティの『ハラーズホテル』

フランシスコ・サンチェス・ルイス(スペイン)

10月10日~15日(月ー土)の6日間、アメリカ・アトランティックシティの『ハラーズホテル』で開催された『USオープン』。全日程を終え、優勝を飾ったのは今年に入って一気に頭角を表したスペインのフランシスコ・サンチェス・ルイスだった。

準決勝から始まった大会最終日、サンチェス・ルイスvsカルロ・ビアド(フィリピン)、マックス・レヒナー(オーストリア)vs柯秉中(台湾)の両カードは、ともにヒルヒルとなる激闘だった。サンチェス・ルイスと昨大会覇者・ビアドの対決、序盤はビアドに精細を欠くプレーが見られ、サンチェス・ルイスが7−3とリード。ビアドが中盤追い上げるも、サンチェス・ルイスがそれを突き放して10−6のリーチ。しかしここからビアドが元王者の意地を見せ4連取でヒルヒルに。最終ラックはビアドが④空クッションを外し、チャンスを得たサンチェス・ルイスが取り切ってゲームボール。

一方の準決勝、レヒナーvs柯秉中は柯秉中が中盤で8−3とリード。ここからじわじわと柯秉中に迫り、10−10のヒルヒル。最終ラック、柯秉中が④ロングジャンプを決めるも、手球が⑨に蹴られてスクラッチ。この不運に柯秉中も苦笑いを浮かべる中、レヒナーが残り球を取り切って決勝進出を果たした。

サンチェス・ルイスvsレヒナーの決勝戦。序盤はサンチェス・ルイスが②−⑨ジャンプキャノンやブレイクショットで⑨を沈め、会場を沸かせる中、レヒナーも着実に得点を重ねて両者譲らず。その後も決勝戦らしい引き締まったプレーで試合が進行し、サンチェス・ルイスが12−10で先にリーチをかける。その次ラック、サンチェス・ルイスがブレイク①インからマスワリを決めて勝利を飾った。

優勝が決まった後はレヒナーと熱い握手を交わし、同国スペインの選手と喜びを分かち合ったサンチェス・ルイス。世界選手権と同グレードの「ブルーリボン」の大会を制したことで、ナインボールワールドランキングは3位から1位に上がり、2022年シーズン1位も確定させた。

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