肥田緒里恵が『LPBA』ツアー初優勝!
2022-23 PBA/LPBA TOUR 第3戦 TS Shampoo·PURADAK PBA/LPBA Championship
9月5日〜12日(月ー月)、韓国のスリークッションプロツアー『PBA/LPBA Tour』の第3戦『TS Shampoo·PURADAK PBA/LPBA Championship』が開催され、日本から出場した肥田緒里恵がツアー戦初優勝を果たした。
女子のLPBAはRound128〜Round32までが4人撞きのサバイバルラウンド(上位2着が通過)。Round16から11点先取のセットマッチ(Round16は2セット、Round8〜4までが3セット、決勝は4セット先取、フルセットの場合は9点先取)。
肥田はRound128から参戦。1着、2着、2着でサバイバルラウンドを突破。セットマッチとなったRound16も勝ち上がると、Round8でLPBAランキング1位のスロン・ピアビー(カンボジア)をセットカウント3−1で撃破。この勢いで準決勝もキム・ボミ(韓国)に勝利して決勝イ・マリ(韓国)との対戦へ。
第1セットは肥田が11点をわずか3キューで上がる好スタート。第2セットは9−11で落とすも、11−10(第3セット)、11−3(第4セット)の2連取でリーチ。第5セットは9−11の2点差で落として追い上げに遭ったが、第6セットは持ち前の得点力で接戦を制し、11−7。セットカウント4−2で優勝を飾った。
肥田は昨年の6月からLPBAに参戦し、今大会でツアー戦の参加は7回目。PBA/LPBAが運営するチーム戦のメンバーとしても活躍し、今シーズンの成績も第1戦33位タイ、第2戦5位タイと徐々にアジャスト。そして今大会で初の決勝進出にして初優勝を遂げた。2019年のPBA/LPBA発足以降、日本選手の優勝も初の快挙だ。
なお、本大会には日本から男子のPBAに小林英明、森雄介、女子のLPBAに肥田の他、界文子、東内那津未、小林諒子が出場。
森が初戦のRound128で敗れ、小林はRound64で敗退。東内は4人撞きのサバイバルラウンド(Round64)で肥田と同組となり、そこで3着敗退。小林諒子もRound64のサバイバルラウンドで3着敗退。界はベスト16に進出するも、ジュン・エリン(韓国)にセットカウント1−2で敗れ、9位タイの成績だった。