ウェブキューズはビリヤードの全てがわかる総合情報サイトです。

  • ホーム
  • > トピックス
  • > 大井が日本選手最高位の3位タイ! 優勝は柯乗逸とチェスカ・センテノ

大井が日本選手最高位の3位タイ! 優勝は柯乗逸とチェスカ・センテノ

2022.08.29

Asian 9-Ball Open 2022&Women’s@シンガポール『アスパイアレクリエーションセンター』

3位タイ:大井直幸

8月24〜28日(水ー日)の期間、アジアのプール団体『Asian Pool Federation(APF・アジアプール連盟)』が主催する国際ナインボールイベント『Asian 9-Ball Open 2022(アジアンナインボールオープン)』が開催。会場はシンガポールの『アスパイアレクリエーションセンター』。日本選手の最高位は、大井直幸の3位タイだった。

男子トーナメントの「Open」、女子トーナメントの「Women’s」も26日〜28日(金ー日)の期間に行われた本大会には、日本から大井直幸吉岡正登土方隼斗平口結貴小西さみあの5名が参戦。

まず、男子の「Open」では、予選のダブルイリミネーションラウンドで日本選手3名とも1敗を喫す。その後、大井は3連勝で予選を突破しベスト32へ。吉岡、土方もあと1勝で決勝トーナメント進出となる敗者最終まで勝ち上がり、ここで奇しくも「吉岡vs土方」の日本選手同士の対決となった。この対決を吉岡が土方を9−7で破り、予選を突破。土方は33位タイで大会終了となった。

ベスト32、大井はグエン・フォン・タオ(ベトナム)を11−5、吉岡はプングアン・ハシホラン・シホンビンを11−7で破ってベスト16。ここで大井は、予選の初戦で敗れた張玉龍(台湾)との再戦となる。第18ラック・9−9と両者譲らない攻防が続いたが、続くラックで張玉龍のブレイクが的球に蹴られてスクラッチで大井がリーチをかけると、最終ラックは④を巡るセーフティ戦で張玉龍がロングショットをミス。ここでチャンスを得た大井が取り切ってリベンジ達成でベスト8へ。

9位タイ:吉岡正登

吉岡はベスト16でエルウィン(インドネシア)を11−9で破り、ベスト8で台湾の柯3兄弟の長男、柯乗逸と対戦。吉岡は予選で三男の柯乗漢を破っていた。試合は序盤から柯乗逸に先制され、1−5と苦しいスタートを強いられる。マスワリを決めながら反撃を試みるも、柯乗逸の勢いを崩すことはできず、4−10で敗退。吉岡は5位タイの成績で大会終了となった。

大井はベスト8でフィリピンのアンソニー・ラガを11−5で破り、準決勝でフィリピンのジェームズ・アラナスと対決。互いに1点ずつ取った立ち上がりから一変、大井は7連取を許し、1−8の劣勢に。アラナスの⑨シュートミスによって連取を止め、2点返すも、アラナスの2連取によって3−10と後がなくなる。ここで大井が反撃の3連取をするも、最後はアラナスのマスワリによってゲームボール。大井は6−11で敗れ、日本選手最高位の3位タイで大会を終えた。

優勝:柯乗逸

決勝戦は、大井を破ったアラナス、吉岡を破って勝ち上がった柯乗逸の対決。序盤は柯乗逸がリードするもアラナスがすぐに逆転。その後、10−10のスコアまで互いにブレイク番を守り合う展開が続く。この展開を抜け出したのが柯乗逸。アラナスのスクラッチから取り切って11−10とすると、マスワリでリーチ。その後アラナスもマスワリで反撃したが、再び柯乗逸のマスワリでゲームボール。決勝戦らしい引き締まったゲームを柯乗逸が制し、アジアンナインボールオープン初代王者の座に就いた。

優勝:チェスカ・センテノ

女子トーナメントの「Women’s」。平口は初戦、ヴォ・トゥイ・ウエン・フォン(ベトナム)との対決を不戦勝、キム・ボゴン(韓国)に7−4で勝利して決勝トーナメントへ。小西は初戦、ヴォ・ブイ・スアン・ヴァン(ベトナム)に5-7で敗れ、敗者側に。そこでチャン・リーチア(台湾)に7−2で勝利するも、敗者最終戦でカトリーナ・ワンカカイ(香港)に5−7で敗れ、決勝トーナメントに一歩届かず17位タイ。決勝トーナメント初戦のベスト16、平口はフィリピンのトッププレイヤー、ルビレン・アミットと対戦し、3−9で敗れて9位タイで大会終了となった。

大会決勝戦は、アミット、ブイ・スアン・ヴァン(ベトナム)を破って勝ち進んだチェスカ・センテノ(フィリピン)、韓国選手同士の準決勝「ソ・ソアvsキム・ボゴン」を制したソ・ソアの対決。序盤は4−0でソ・ソアがリードしていたが、ここからは完全にセンテノのペース。2−5からの第8ラックから、ハイスピードな取り切りで7連取に成功し、9−5と逆転。ここでソ・ソアのマスワリや自身のミスで2点返されるも、センテノの勢いは止まらず残り2点を取って優勝を果たした(11−7)。

本大会は『Match room Pool(マッチルーム)』が運用する「ナインボールワールドランキング」対象試合で、アジアを会場としたイベントで同ランキング対象試合になるのはこれが初となる。各大会フォーマットは以下。

●Asian 9-Ball Open 2022
出場選手/96名
ナインボール・交互ブレイク
ベスト32名までダブルイリミネーション(9ラック先取)、以降はシングル(11ラック先取、決勝は13ラック)

●Asian Women’s 9-Ball 2022
出場選手/32名
ナインボール・交互ブレイク
ベスト16名までダブルイリミネーション(7ラック先取)、以降はシングル(9ラック先取、決勝は11ラック)

男子トーナメント組み合わせはこちら
女子トーナメント組み合わせはこちら

Asian Pool Federation
Match room Pool

ページトップへ
×