女子ツアー初のテンボール!
全日本女子プロツアー第1戦初日@京都・ブロウ&大阪・ワラビー
ワールドゲームズ帰りの平口結貴はベスト16に進出
7月23日(土)、京都の『プールブロウ』と、大阪の『ワラビー』を会場にして、『全日本女子プロツアー第1戦』の予選がスタートした。参加はプロ32名、アマ16名の計48名。24日(日)の決勝ベスト16はプールブロウで開催される。同店での全日本女子プロツアー開催は2019年3月以来。この時は小西さみあがツアー2勝目を狙った和泉早衣子に勝ってプロ入り初優勝を飾っている。
予選・決勝会場となっている『ブロウ』
今回は女子ツアーとしては初めてテンボールを6ラック先取で採用。国内女子には馴染みのないテンボールだが、9月には9年ぶりにオーストリアで『女子テンボール世界選手権』が開催されるだけに、これからは女子ツアーでもテンボールが増えていくかもしれない。今回の採用に関して、JPBA理事の光岡純子は、「選手のレベルアップをはかる目的で今回は女子初のテンボールの開催となりました。選手はもちろんですが、観客の皆様にもいつもと違ったツアーをお見せ出来ると思いますし、これからも技術向上のために色々な事に挑戦していきたいと考えています」と語ってくれた。
ところで今大会には先日のワールドゲームズで銅メダルを獲得したばかりの平口結貴も参戦しているので、急遽ミニインタビューに答えて貰うことにした。
・・・・現地での体調はどうでしたか? 台のコンディションには上手く合わせられましたか?
「現地では体調は万全でしたが、ご飯が日本食ではなかったので、日本食が食べたくなりました。台のコンディションはすごくサラサラで球が止まらない感じでしたが、それなりに合わせられたと思います。」
・・・・初めてのワールドゲームズ。何か驚いたことや新鮮だったことはありますか?
「今回初めてアメリカに行ったんですが、ナイスショットには『わー!』とお客さんが褒めてくれて、あれって外してしまったショットには『oh no〜』という声が常に色々なところから聞こえてきて、日本とは違った楽しさがありました。」
・・・・ケリー・フィッシャーとの対戦、彼女の印象はどうでした?勝つチャンスは?
「やっぱりケリーさんは試合の序盤で調子が出なくても、終盤に向けて着実に自分の力を発揮していける選手だなと思いました。それは自分のことをよく分かっていないと出来ないことだと思ったので。私も見習ってそう出来る選手になっていきたいと思います。今回は及びませんでしたが、彼女に勝つチャンスはこれからどんどん増えていくと思います!」
小西さみあは敗者側から決勝日入り
平口は勝者最終で丸岡文子に先にリーチをかけられるも、逆転勝ちでベスト16進出を決めている。前回のプールブロウ戦の勝者、小西さみあは勝者最終で関東オープン覇者の久保田知子に敗れたものの敗者側から決勝日入り。ベスト16は抽選の結果、久保田との再戦となった。また、ワラビー会場からは、アマチュアの河地恵里が敗者最終で髙田奈実を倒して決勝日入りを決めている。今年まだベスト8に勝ち上がったアマチュアはいないだけに、青木知枝とのベスト16戦に注目だ。
決勝日進出を果たした河地恵里アマ