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アマナインが3年ぶりの開催!

2022.06.26

全日本アマチュアナインボール選手権大会@尼崎・アルカイックホール・オクト

会場となっている『アルカイックホール・オクト』

6月25日(土)、兵庫県尼崎市の『アルカイックホール・オクト』で『全日本アマチュアナインボール選手権』(アマナイン)が開幕した。他の国内主要ビリヤードイベント同様、アマナインもコロナ禍の影響で2年連続の中止を余儀なくされたため、今回が2019年6月以来となる3年ぶりの開催となる。

コロナの感染状況は国内でも地域によって随分差があるため、各都道府県代表がキチンと出揃うのかが主催者側の一番の懸念だったのだが、幸いにしてエントリーは全国から順調に集まり、例年拾われていた順番の補欠でも出場出来ない選手が続出したそうだ。フォーマットはこれまでと変わらず、3種目全てがナインボールのシングルトーナメント、A級9先128名、B級7先128名、女子級6先64名。また今回はアラミスブラックが大会使用球とした採用された。

試合は感染対策をしっかりと行いながら進行

主催者側ではコロナの感染対策として、マスクの着用、朝一の検温、健康チェックシートの提出等の基本的なことは全ておこなった上で、初日の試合進行にはタイムスケジュール制を採用して密集を避け、開会式も第1回転の選手だけで小規模におこなった。

大会の選手宣誓は前回A級優勝の田中裕也。ちなみに、前回女子級を制した佐原弘子はその年の終わりにJPBAプロ入りしている。3年越しとなる連覇を目指した田中は一回戦と二回戦を突破したもの、三回戦で佐賀の朝鵜弘堅に2-9で敗れて2日目に望みを繋ぐことは叶わなかった。また、前回の決勝で田中に敗れて準優勝だった沖縄の浜田宗一郎も同じ三回戦で奈良の増成亮太にヒルヒル敗退。

前回大会A級優勝の田中裕也が選手宣誓

ところで、並み居る強豪を押しのけて今大会の優勝候補筆頭に挙げられていたのが、愛知の神箸渓心。神箸のこの5、6月の大活躍はご存じの通り。しかし、特設の新羅紗で大きめのポケットというアマナインのコンディションには魔物が住んでいる。神箸は初戦で大阪の野上純平にマスワリを6回出され、5-9でまさかの敗退となってしまった。これがあるからナインボールは恐ろしい。そしてこういうジャイアントキリングを狙えるからナインボールは面白いのだ。

プロトーナメントで好成績を収めている神箸渓心は初戦敗退

初日終了時点で残っているA級の優勝経験者は2013年に勝った中野雅之のみだが、アマタイトルホルダーは醍醐雅人、川連一斗、渡邉覚の3人が初アマナイン制覇に向けて順調に勝ち上がっている。また、今年の全日本ジュニアチャンプ、織田賢人がどこまで勝ち上がるかにも注目したい。大会2日目はA級とB級の三、四回戦が再開すると共に、朝一からは女子級がスタート。例年通りの進行であれば、18時過ぎには各級の新チャンピオンが誕生しているはずだ。

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