ベスト8が出揃う
大阪クイーンズオープン@大阪・マグスミノエ
5月28日(土)、大阪市内のマグスミノエで3年ぶりとなる『大阪クイーンズオープン』がプロアマ合計53名を集めて開催された。コロナ禍による公式戦の中断により、JPBA女子では先月、2年2ヶ月ぶりの公式戦となる『関東レディースオープン』が開催されたばかり。関西での公式戦は2019年1月の『関西レディースオープン』以来だから、2年4ヶ月ぶりということになる。
会場となっている『マグスミノエ』
大阪では昨年秋に『玉出ビリヤードACE』が閉店し、大きな試合を開催するのに必須の大規模店が本当に少なくなった。そんな中、マグスミノエは4月末にテーブル台数を3台増やし、計13台となった。運営サイドからするとこれはとてもありがたい話で、例年決勝日はベスト16スタートだったのが今年はベスト8スタートということになった。
2019年12月以降、JPBA女子では、佐原弘子、村松さくら、丸岡文子、奥田玲生、大屋亜梨須の5名がプロ入りしている。佐原と村松は2戦しただけで公式戦が中断。丸岡以下の3名はこの試合がプロ入り2戦目ということになる。公式戦ではランキング順に対戦が組まれるから、新人プロが上位に進出するためには1人以上のトップランカーを倒すことが必須条件となる。
土師理恵子
だが、やはりこれがなかなか難しい。元女流球聖位の佐原弘子はプロ入り初戦となった2020年1月の関西オープンで5位タイ。先月の関東オープンでも9位タイに入ったが、今回は土師理恵子に敗れてベスト16入りを逃す。もう一人の女流球聖位、丸岡文子はベスト16に進出して平口結貴から4-1とリードを奪うも、そこから捲りを許して惜敗。決勝日入りはならなかった。JPBAランキングは過去一年のポイント集計が元になる。年内はあと5戦程度公式戦が組まれると思われるが、一年を終えて新人達がどこまで順位を上げているかに注目したい。
佐藤麻子
関東オープンではベスト32でランキング1位の河原千尋を撃破して周囲をあっと言わせた佐藤麻子。青森在住だけに公式戦全部に出場することは難しく、試合数が少ないことからランキングは低いが、その実力は周囲が認めるところ。今回も関東オープン覇者の久保田知子を勝者2回戦で競り落とし、ベスト16では関東オープンベスト8で敗れた曽根恭子にリベンジ成功。初優勝まであと3勝だ。今回、佐藤以外に関東オープンから連続してベスト8入りしたのは、平口結貴、栗林美幸、高木まき子の3名。また、河原千尋、土師理恵子、和泉早衣子、浜西由希子の4名が今年初のベスト8入りとなった。決勝日は28日(日)11時からスタートしている。
高木まき子