シェーン・バン・ボーニングが優勝! 大井は9位タイ!
ナインボール選手権@イギリス・ミルトンキーンズ

4月6日?10日(水ー日)の5日間、イギリス・ミルトンキーンズの『スタジアムMK』にて開催された『ナインボール選手権』。アメリカのエース、シェーン・バン・ボーニングが3度目のファイナルで悲願のナインボール世界王者の称号を手にした。

3位タイ:アレクサンダー・カザキス(ギリシャ)

3位タイ:アブドゥラ・アルユーセフ(クウェート)
バン・ボーニングは大会初戦、カイル・アカルー(南アフリカ)に9?8のヒルヒル対決を制して勢いを付けると、ジャン・バン・リロップ(オランダ)に勝利して無敗でステージ2に進出。ベスト64から、バハラーム・ロトフィ(デンマーク)、ミカ・イモネン(フィンランド)には今大会2度目のヒルヒル対決を制し、ベスト16では2015年大会決勝の相手、柯秉逸(台湾)に11?8に勝利。そして張榮麟(台湾)に勝利して4強入り。準決勝ではアレクサンダー・カザキス(ギリシャ)を破って決勝に進出。

準優勝:アルビン・オーシャン(オーストリア)

優勝:シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)
決勝では、2016年大会決勝でも戦い、昨年覇者でもあるアルビン・オーシャン(オーストリア)と対戦。中盤まで6?6の接戦から一気に流れを掴んだバン・ボーニングは、1点も許すことなく4度のマスワリを含む7連取で勝利を掴み取った。過去2度のファイナルで敗れた柯秉逸、オーシャンにリベンジを果たしたバン・ボーニング。今大会はこれまでの悔しさを総決算する大会となったことだろう。

9位タイ:大井直幸(JPBA)
なお、日本選手最高位は大井直幸の9位タイ。ベスト64からオスカー・ドミンゲス(アメリカ)に11?10、コンラッド・ジャスチセン(ポーランド)に11?5で勝利してベスト16に。そこで張榮麟(台湾)に8?11で敗れ、9位タイ。吉岡正登は、ステージ2初戦のベスト64でシェーン・ウォルフォード(アメリカ)に勝利するも、ベスト32で昨大会準優勝のオマール・アルシャヒーン(クウェート)に3?11で敗れ、17位タイ。赤狩山幸男はベスト64でマーク・バイスボッシュ(オランダ)に4?11で敗れ、33位タイで大会終了となった。
大会フォーマットはナインボール・勝者ブレイク。128名をダブルイリミネーションラウンドで64名に絞るステージ1が9ラック先取。シングルイリミネーションのステージ2、ベスト64から準決勝までが11ラック先取、決勝が13ラック先取で行われる。
写真提供/『Match room Pool』