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浅野正人が悲願の初優勝!

2021.03.31
西日本グランプリ第1戦

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浅野正人が悲願の初優勝!

桜満開となった3月28日の日曜日。愛知県犬山市の『R.T.B』(予選は近隣複数店舗併用)において『西日本グランプリ第1戦』が開催された。
昨年に同会場で行われて以来ということで、決勝会場には約13ヵ月ぶりに西日本の精鋭たちが顔を揃え、プロ公式戦の再開を喜ぶムードに包まれていた。

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R.T.B

結果から入ると、この日の主役はプロ公式戦初優勝を飾った浅野正人。浅野はプロ入り12年目で、大阪出身・大阪在住の48歳。
この日は初戦のアマチュアとの対戦を危なげなく制すると、所勘治北谷好宏田中雅明和田敏幸という、グランプリ優勝経験者を続々となぎ倒して
プロ公式戦初となるファイナル進出を果たした。

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3位タイ:和田敏幸

反対の山から登場したのは、2019年日本ランキング1位の吉岡正登で、奇しくも「マサト対決」に。吉岡はベスト8では黒田祐介とヒルヒルの激闘を制して、
さらに準決勝では川端聡を相手に(準決勝から導入された)ショットクロックで持ち時間を使い果たすというピンチを切り抜け、後半で4連取を決め逆転でのファイナル進出だ。

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3位タイ:川端聡

ここで浅野という選手について少し説明をしておくと、40歳を過ぎてから着実に階段を登り続けていて、2017年には『全日本選手権』で日本人最高位の成績を収めた。
さらに2016年に初めて表彰台に上がると、2019年には2度の3位タイと、戦績でも近年に上昇を示してきたプレイヤー。また2019年の2度進出した準決勝では、
いずれも吉岡に敗れていて、今回のファイナルカードはその点でも興味を引くこととなった。

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準優勝:吉岡正登

決勝戦では吉岡が快調にランアウトを重ねて4-0とダッシュを決める。だが吉岡のミスを機に浅野が攻勢に転じて4連取でゲームはタイのまま終盤へ突入した。
ショットクロックの影響か「らしくない」ミスが見られる吉岡に対して、緊張した面持ちながらも自分のペースでゲームを進める浅野が、終盤もチャンスを逃さず
きっちりと締めて、7-5のスコアで念願のタイトルを獲得した。

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優勝:浅野正人

「めちゃくちゃ嬉しいです!」。表彰式直後にマイクを向けると、浅野は目を潤ませながら喜びがいかに大きいものであるかを語ってくれた。
「(東海支部から)大阪に戻ってからずっと球を教えてくれた利川さん(章雲プロ)やいつも気にかけて見守ってくれた斎藤さん(健悟プロ)たち、
本当に支えてくれた周りのすべての人たちのお陰です」と、堰を切ったように「感謝」の言葉が連なる様は、長年内に貯めていたものがあふれたかのようだった。

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左から、3位タイ:和田敏幸、優勝:浅野正人、準優勝:吉岡正登、3位タイ:川端聡

アベレージを着実に上げてきた浅野の初優勝。きっと今後も優勝争いに関わってくることだろう。
そして昨年の第1戦で「表彰台の平均年齢が44.8歳」と記したが、今回の同平均年齢は「43.8歳」と、ほぼ横ばいの結果となった。
いまだに平成生まれの優勝者が出ていない西日本グランプリ。今年は新勢力が出てくるのか、はたまた『アラフォー、アラフィフ昭和王国』が続くのか、
再始動を果たしたグランプリに注目していきたい。

Akira TAKATA

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