日本でも流行る!? ガーデンテーブル in アメリカ!!
経済を再開させたアメリカのビリヤードの今を聞いた
安宅二弥さん(右1)、長男の誠さん(右2)、友人のつよしさん(左2)、レオさん(左1)
『隔月刊ビリヤードCUE’S 2019年9月号』。アメリカ在住にも関わらず『ビリヤード検定』を受検してくださった安宅二弥(あたか・つぐや)さんの紹介記事を掲載しました。安宅さんは東京都大田区出身で大学進学の際にアメリカへ留学し、以降アメリカで30年間生活をしています。ビリヤードは高校の頃に始め、一時離れる時期はあったものの、カムバックプレイヤーとしてアメリカに主戦場を置き、日本の撞球を愛している方です。
その安宅さんから先日編集部に連絡があり、新型コロナウイルスによる現在のアメリカの状況と、ビリヤードができない状況での過ごし方を伺っていたところ、「ガーデンテーブルを購入しました」というお話がありましたのでご紹介したいと思います。
ビリヤードテーブルショップ
店内の様子
「アメリカでは多くの州で経済活動が再開し、ビリヤード場やプールバーが再開し始めているところですが、人が集まる時間帯は危険を伴うので、まだまだ思うように球を撞けない状況が続いています。ビリヤードができず、家の中ではキューを振るスペースもなく、どうしようかと悩んでいたところ、ガーデンテーブルというものを発見しました。すぐにロサンゼルス最大のビリヤードテーブルのショップへ。アウトドア用のテーブルの存在自体知りませんでしたが、店やネットで見てみるとさまざまな種類があることがわかりました。その中で私は家庭用テーブルとしてアメリカでポピュラーな8フィートテーブルを購入しました」
「一般的な9フィートテーブルよりは一回り小さいですが、自宅でできるビリヤードとしては申し分ないです。中国製の製品で台枠はアルミ製でできており、ラシャには傘の生地のような防水機能付き。かなり早いラシャです。でも天候が悪い日や夜の時間帯は使えませんね(笑)。テーブルトップを置けばダイニングテーブルとしても使うことができます」
初期セット
クオリティを求めれば値段はピンキリですが、設置費用、アラミスのスタンダードボール、ラック、キュー、キューラック、エクステンションなど込みで税別3,500ドル(約40万円)ほどで購入できるそうです。
日本ではスペースの問題などの課題がありますが、アメリカのように7フィートテーブルなどのさまざまなビリヤードテーブルが流行ると、ビリヤードに対する敷居も低くなり、家庭用テーブルやガーデンテーブルのようなあらゆる形式のビリヤードが普及していくのかも知れません。
アラミスのスタンダードボール(ケース別売り)
台下の様子
テーブルトップを敷けばダイニングテーブルに……
使用後のカバーは忘れずに
写真提供/安宅二弥