DERBY CITY CLASSIC 2020、いよいよ佳境へ
日本からは大井直幸プロと鈴木謙吾アマが参戦中
会場となっている『Caesars Southern Indiana Casino and Hotel』
プールの本場アメリカの新シーズン開幕を告げるビッグイベント、『DERBY CITY CLASSIC 2020』が、1月24日~2月1日までの日程で、インディアナ州エリザベスの『Caesars Southern Indiana Casino and Hotel』を会場に開催されている。
この大会はアメリカのプールプレイヤーにとって、トーナメントに出場するもよし、トッププレイヤーのハイレベルな戦いを観戦するもよし、さらにアメリカ全土から集ったプレイヤー達とキューを交えるもよしという、まさに何でもありの「プールフェスティバル」として人気を誇っているイベントだ。
その中で大会期間中のメインとなっているのは、アメリカ国内だけでなく海外からもトッププレイヤーが参戦し「マスター・オブ・ザ・テーブル」のタイトルをかけて争われる3種目のトーナメント。ナインボールバンク、ワンポケット、ナインボールでそれぞれのチャンピオンを決めると同時に、この3種目の総合成績で、究極のオールラウンドプレイヤーを決めるというものだ。
そして現在、この大会に日本のエースであり、今年は海外戦を主戦場にビッグタイトル奪取を狙う大井直幸(JPBA)と、昨年から大井と、コーチである福田豊氏ともに海外戦参戦を続けている鈴木謙吾アマの2人が参戦中だ。
大井直幸はナインボールの1、2回戦に勝利
鈴木謙吾はナインボールの2回戦で1度は敗れたもののチャレンジ継続中
大会はすでに終盤に差し掛かり、ナインボールバンク、ワンポケットはすでに終了し、それぞれデニス・オルコロ(フィリピン)とビリー・ソープ(アメリカ)が優勝。さらにサブイベントとして行われた、9フィートテーブルよりも一回り大きな10フィートのプールテーブルで、テンボールを種目にチャンピオンを決める『ビッグフットテンボールチャレンジ』ではジェイソン・ショウ(イギリス)が勝ち、現在は残すナインボールが進行中だ。現地30日の時点で、大井、鈴木アマとも1回戦に勝ち、大井は続く2回戦にも勝利して戦いを続けている。
この後大会はナインボールトーナメントが続き、現地時間2月1日20時(日本時間2月2日10時)より行われる予定の決勝戦の結果で、今年の「マスター・オブ・ザ・テーブル」が決定する。
写真提供/福田豊