ナインボール世界選手権が開幕
『ナインボール世界選手権』が、カタール・ドーハの『Qatar Billiards & Snooker Federation Academy』を会場に開幕。12日までの3日間は、96名で争われる本戦ステージ2進出をかけた予選トーナメント、ステージ1が行われる。
ステージ1は、1stチャンス~3rdチャンスまでの3回のトーナメントで、それぞれから4名、計12名がステージ2に進出できるフォーマットとなっており、現在ここに、JPBAの大井直幸とアマチュアの鈴木謙吾の2人の日本人プレイヤーが挑んでいる。
大井直幸
本戦であるステージ2は14日(土)にスタート。まずは96名が、6名×16組に分かれたダブルイリミネーションのグループラウンドを行い、各組から4名、計64名がシングルイリミネーションの決勝トーナメントを戦う。吉岡正登と赤狩山幸男(ともにJPBA)の2名はステージ2からの登場となる。
吉岡正登
赤狩山幸男
昨年大会では、ヨシュア・フィラー(ドイツ)が、連覇を狙った2017年の王者、フィリピンのカルロ・ビアドを下して初優勝。今年に入り『USオープン』優勝、『テンボール世界選手権』準優勝などさらにパワーアップした22歳のフィラーは、WPA世界ランキング1位のディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎える。
昨年大会王者のヨシュア・フィラー
JPBA勢の昨年大会の最高成績は、赤狩山幸男と栗林達の17位タイ。2011年に日本人プレイヤーとして3人目のナインボール世界王者となった赤狩山、翌年の2012年大会で3位タイに入賞した大井以来、ベスト16の壁を突破できていないJPBA勢だが、まずは大井が難関のステージ1突破し、3名揃って14日のステージ2の戦いに臨むことを期待したい。
写真提供:WPA