羅立文が今季グランプリ2勝目&栗林美幸が2年連続優勝!
11月2日~3日(土~日)、東京都池袋の『ビリヤード・ロサ』(2日の関東予選は首都圏内複数会場を併用)にて『東日本グランプリ第7戦』が開催された。東日本勢にとって『全日本選手権』前、最後の公式戦となったが、結果は羅立文が今季のグランプリ2勝目を飾った。
会場となった『ビリヤード・ロサ』
決勝日のフォーマットはテンボール、勝者ブレイク、9ラック先取、ベスト4より40秒タイムルール、そして8ラック先取で争われた。
赤狩山幸男
準決勝に残ったのは前戦優勝シードの土方隼斗、『第33回 北陸オープン』を優勝して大会に臨んだ赤狩山幸男、今季7戦中6戦がベスト4以上という驚異の安定感を誇る羅立文、今季のグランプリで最高成績となった内垣建一。
内垣建一
上記の中で決勝に進出したのは準決勝でも落ちることの無い、正確無比なショットで内垣を8-2で破った羅と、8-6で赤狩山との接戦を制した土方。奇しくも第5戦決勝と同カードとなった。
土方隼斗
羅立文
試合は一時、羅が4-1までリードを広げたが、土方も羅のセーフティミスから怒涛の3ラック連取で追いつく。しかし、その後は土方のシュートミスから逆に羅が3ラック連取、7-4で王手をかけた。
写真左から3位タイ:内垣建一、準優勝:土方隼斗、優勝:羅立文、3位タイ:赤狩山幸男
第12ラックは土方が取ったが、第13ラックのブレイクでノーインとなり追い上げ叶わず。残りの球を羅は落ち着いて時間を使い、丁寧に取り切って優勝に輝いた。
グランプリのベスト8から同時に開催されたグランプリクイーンズ。こちらは東日本の女子プロ8名によるトーナメントで、JPBAランキング対象戦では無いが見応え十分の戦いが繰り広げられた。クイーンズのフォーマットはナインボール、交互ブレイク、7ラック先取。
小西さみあ
栗林美幸
ベスト4には小西さみあ、府川真理、青木知枝、栗林美幸の4名が勝ち上がった。そしてさらに決勝へと進んだのは小西と栗林。結果は栗林が序盤からリードを奪い、小西が徐々に追い上げを見せるも結局スコアは覆ることなく7-4で栗林が連覇を飾った。
写真左から3位タイ:青木知枝、優勝:栗林美幸、準優勝:小西さみあ、3位タイ:府川真理
次戦はいよいよ11月18日(月)から兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホール・オクト』で行われる、『第52回 全日本選手権大会 ?仁親王牌』となる。JPBAプロ、アマチュアのトップ選手、そしてタイトルを求めてやってくる強力な海外勢が集結する国内最高峰の戦いだ。是非会場に足を運んで観戦して頂きたい。