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今週末は第59期名人位が決まる!

2019.09.27
@埼玉県上尾市『セスパ東大宮』

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9月29日(日)、埼玉県上尾市の『セスパ東大宮』にてJAPA主催の全国主要タイトル戦の1つである『第59期名人戦 名人位決定戦』が開催される。試合はローテーション、1セット300点の5セット先取というロングゲームで行われる。

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会場となる『セスパ東大宮』(※写真は今年の球聖戦 挑戦者決定戦)

栄誉ある名人位決定戦の舞台に上がるのは、挑戦者が広島県・HPBC所属の大坪和史、第58期名人位が埼玉県・SPA所属の喜島安広となっている。二人がこれまで残した成績を紹介していきたい。

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挑戦者:大坪和史(広島・HPBC)

大坪は言わずと知れた全国トップアマの1人で、’00年に自身初となる第40期名人位を獲得、同年には『全日本アマナイン』優勝、’06年・’14年に『マスターズ』優勝、3期連続を含む通算4期の球聖位在位(’08年・’14年~’16年)など、多数のタイトルを手にしている。また、’99年に『全日本オープンローテーション選手権』、’01年には『西日本グランプリ』の前身となる『西日本プロツアー』優勝など、プロ公式戦でもその実力を遺憾なく発揮している。今年は19年ぶりの名人位に就くべく、闘志を燃やしていることだろう。

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第58期名人位:喜島安広(埼玉・SPA)

現名人位として大坪を迎え撃つ喜島もアマチュアビリヤード界においては全国1・2を争う選手で、’14年に当時アマチュアの和田敏幸に勝利し初の名人位に。翌年にはこちらも当時アマチュアだった小川徳郎に敗れてしまったが、昨年、林武志を破って2度目の名人位へと返り咲いた。

また、今年は敗れてはしまったが球聖位は通算6期という前人未到の記録を持ち、国内最大規模の団体戦『都道府県対抗』では’16年~’17年の埼玉県連覇メンバーでもある。この他にも『マスターズ』や『アマローテ』などのアマチュア全国戦の個人タイトルは全て獲得している。2期連続3度目の名人位を狙い、会場であるセスパ東大宮で調整をしているはずだ。

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’17年の球聖位決定戦の様子。この時は12時間に及ぶ戦いの末、喜島が通算5期目の球聖位を獲得した

2人の対戦成績は’14年、’17年に球聖位決定戦にて対戦しており、1勝1敗。どちらもフルセットまでもつれるなど実力はほぼ互角。こうなるとロングゲームを乗り切る精神力の差が勝負を分けることになるだろう。果たして喜島がホームの利を活かして防衛を果たすか、それとも大坪が喜島を名人位の座から引きずり落とすのか、お近くの方はトップアマ2人によるローテーションバトルをご覧になってみてはいかがだろうか。試合開始は10時となっている。

写真提供:JAPA

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