赤狩山幸男が世界選手権STAGE2出場権を獲得!
9月23日(月祝)、神奈川県横浜市の『POOL LABO』にて、(株)ジャストドゥイット主催の『ナインボール世界選手権 STAGE2ワイルドカード争奪-日本最終予選-』が行われた。
会場となった『POOL LABO』
フォーマットはナインボール、交互ブレイク、7ラック先取。出場選手には前日の『東日本グランプリ第6戦』で優勝した土方隼斗や3位タイの羅立文らに加え、今年の『アマナイン』A級を制した田中裕也や、現球聖位の小笠原晋吾などプロ・アマ合わせて25名の猛者たちが名を連ねた。
その中でベスト4に残ったのは土方、赤狩山幸男、栗林達、羅。この4名はJPBAランキングトップランカー達であると共に奇しくもジャストドゥイットがサポートしているプロ達でもある。組み合わせは土方vs羅、栗林vs赤狩山。
栗林達
まず赤狩山vs栗林は赤狩山が序盤から4-0のリードを奪い、試合の主導権を握った。対して栗林はブレイクスクラッチやポジションミスに悩まされ、なかなか勢いに乗ることができなかった。結局試合は7-1で赤狩山が快勝して決勝へ進出した。
土方隼斗
もう一方の土方vs羅はこちらも序盤は羅が4-0とリードを奪っていたが、土方が意地の4ラック連取でスコアをタイに戻した。しかし、羅は普段から熟知しているテーブルとあって的確なショットセレクションで2ラック連取してリーチ。第11ラックも?の距離のあるジャンプを見事に成功させ、残りの球を取り切り7-4で羅が赤狩山の待つ決勝へと進んだ。
羅立文
決勝戦は互いに点の取り合いとなった。一時は赤狩山が5-3でリードを奪っていたが、羅も決して焦ることなく時間を使って難球をこなしていく。そして気がつけば勝負はヒルヒルへ。
赤狩山幸男
タイムアウトを挟んで行われた最終ラックは互いに長考を重ねるセーフティ合戦となったが、幾度かの駆け引きの後に羅が痛恨のスクラッチを犯し、赤狩山が途中ポジションミスがありながらもフリーボールから冷静に取り切って勝負あり。約2時間に渡る戦いに終止符を打った。
左から3位タイ:栗林達、準優勝:羅立文、優勝:赤狩山幸男、3位タイ:土方隼斗
優勝した赤狩山には『2019 ナインボール世界選手権』STAGE2の出場権と(株)ジャストドゥイットから補助金として10万円が贈られた。本戦はカタール・ドーハにて行われ、ステージ1が12月10日~12日(火~木)、13日(金)はプレイヤーズミーティングがあり、赤狩山の出場が決定したステージ2は14日~17日(土~火)という日程になっている。大会期間中はJPBA勢とワールドスター達の共演をぜひチェックして頂きたい。