チャイナオープンは男女共に中国勢が制覇!
9月1日(日)から行われていた『2019チャイナオープン』が昨日の8日(日)に終了した。5日(木)から行われていたステージ2にはJPBAから大井直幸、羅立文、河原千尋、平口結貴が出場した。大会全体の結果を先にお伝えすると、男子が?珈慶、女子が陳思明と、中国を代表するトップ選手達が地元の期待に応えて見事栄冠を手にした。組み合わせ・全結果はコチラ。
上記の4名の内、ダブルイリミネーションのグループラウンド(男子9ラック、女子7ラック先取)を通過したのは大井、河原、平口の3名。羅はグループラウンド1回戦でイギリスのクリス・メリングに敗れて敗者側に回ると、敗者側1回戦で地元中国の薛珍麒にも敗れてしまい、決勝ラウンド進出とはならなかった。
17位タイ:大井直幸
決勝ラウンドより男子は11ラック、女子は9ラック先取のシングルイリミネーションとなって行われた。まず大井は決勝ラウンド初戦で?珈慶と当たり、7-11で敗れ17位タイという結果で終了した。第15ラック終了時点で7-8と先行する?に食らい付いていたが、その後は大井のブレイク後の配置が恵まれないなど好機を活かせず3ラック連取されて試合終了となった。
9位タイ:河原千尋
続いて河原はグループD敗者側にて、勝者側で敗れた韓国の朴恩智と対戦し7-2とリベンジを果たし決勝トーナメントへと進出したが、1回戦で中国の?沐妍に6-9で敗れ、9位タイで終了した。
9位タイ:平口結貴
グループFを3連勝で突破した平口は決勝ラウンド初戦で、予選2回戦で対戦して勝利したルビレン・アミット(フィリピン)と当たり、5-9で河原とは対照的にリベンジをされてしまい、9位タイで大会を終えた。
男子優勝:?珈慶(※写真は2019 USオープン)
?は準決勝でアメリカのスター、シェーン・バン・ボーニングとヒルヒルの激闘を制し、決勝に上がった。もう一方の山を勝ち上がってきたのは初優勝を狙うフィリピンの新星、アンソニー・コルテス・ラガ。この試合もヒルヒルとなったが、経験で勝る?に軍配が上がり’16年以来、2度目の優勝を飾った。
女子優勝:陳思明
女子は陳思明が、準決勝で同郷のWPAランキング1位、韓雨を9-5で破って決勝の舞台に上がると、決勝戦は平口が敗れたアミットと対戦。結果は陳が9-3と圧倒し、’10年・’17年に続く、大会通算3度目の優勝を果たした。
JPBA勢の次なる戦いは9月14~15日(土~日)に愛知県で開催される『東海グランプリ・東海レディースグランプリ』となる。昨年優勝の大井や平口を始め、国内トッププロが東西から集結する。ぜひチェックして頂きたい。
写真提供:JP Parmentier/Vincent Rochefort/On the hill!