『W3C』第2戦は肥田緒里恵が優勝!
Women’s Three Cushion Tour Vol.2
優勝・肥田緒里恵
9月1日(日)、『Kobby’s Billiards』(東京・野方)でスリークッションの女性限定の大会、『Women’s Three Cushion Tour Vol.1』(W3C)が開催された。このW3Cは「vol.1」~「vol.3」まで開催され、そのシーズンポイント上位8名による『Queen Cup』を行い、No.1女性キャロムプレイヤーを決定する大会だ。この日開催された「vol.2」は、肥田緒里恵が優勝を飾り、『アダムエメラルドカップ』、『全日本女子スリークッション選手権大会』に続いてのタイトル獲得となった。
プロ・アマを問わず19名の選手が集まり、12点先取り・ノックアウト制(裏撞きなし)・30キュー打ち切りのフォーマットで、予選リーグ(6組)、決勝トーナメントを経て争われた。
今大会では、韓国の『PBA/LPBA』に参加表明し、JPBF公式戦には出場できない小林諒子、東内那津未も出場し、今となっては貴重な試合で注目を集めた。
ベスト8、後列左から5位タイ:東内那津未、石井舞、深尾典子、竹島淳子
前列左から3位タイ:界文子、優勝:肥田緒里恵、準優勝:小林諒子、3位タイ:西本優子
決勝トーナメントは各所でハイレベルな試合が繰り広げられたが、その中でベスト4に勝ち上がったのは、組み合わせ順で肥田緒里恵、界文子、西本優子、小林諒子の4名。この対戦は肥田、小林が共に1点差ゲームをものにして決勝進出を果たした。肥田 vs 小林の決勝戦は、ロングランはないものの、コンスタントに得点を重ねた肥田が15-13(16キュー・ハイラン4)で勝利した。
この大会を終えて、W3Cのポイントランキングは以下。残るは11月2日(土)『Billiards & Cafe Roots』で開催される「vol.3」と、最終戦となる『Queen Cup』。シーズンを通して女子のNo.1スリークッションプレーヤーが誰の手に渡るのか今後の試合にも注目して頂きたい。
W3Cシーズンポイントランキング
また、今大会優勝の肥田緒里恵、「vol.1」で優勝を果たした界文子の2名は、9月30日~10月2日(月-水)にスペイン・バレンシアで行われる『第9回世界レディーススリークッション選手権大会』への出場が決定した。日本を代表するこの2名の戦いも注目して頂きたい。
W3C vol.3要項
vol.2トーナメント表
写真提供/JPBF