【JO開幕直前情報Vol.5】海外勢男子注目選手
2019.07.02
フィリピン勢を中心に、新たに欧州からの刺客も
リー・バン・コルテッザ
日本最大のオープン戦『ジャパンオープン』(以下JO)。この熱き戦いを語るうえで外せないのがアジアを中心とした海外選手達だ。Vol.5では、JPBA関東支部HPで公開されたエントリーリストの中から、JPBA勢の前に立ち塞がるであろう有力選手達を紹介していきたい。
アントニオ・リニング
まず、JOの常連であるフィリピンからはリー・バン・コルテッザ、ラミル・ガレゴ、アントニオ・リニング、ロナート・アルカノを挙げたい。コルテッザ、ガレゴ、リニングの3名はいずれもJO制覇の経験(コルテッザ:’18年、ガレゴ:’09年、リニング:’06・’14年)があり、特にコルテッザは昨年の31回大会の決勝戦で、大井直幸が7-5でリーチをかけていたが、そこから逆転優勝を果たした。
そして4人目のロナート・アルカノはナインボール、エイトボール世界選手権覇者であり、JOでは’08年に3位タイという結果を残している。11年ぶりの決勝会場に向け、調整をしていることだろう。
呉坤霖
続いて台湾からは’17・’18年のJOで3位タイの成績を収めている今年24歳の呉坤霖だ。呉は他にも’17年のナインボール世界選手権でも3位タイに入るなど、実力・実績ともに優勝候補の一角だ。果たして今年はファイナルの舞台に立つことができるのだろうか。
上記のアジア勢に加え、新たにヨーロッパはポーランドから18歳の新星、Wiktor Zielinskiが参戦する。同選手は昨年のナインボール世界選手権で、9位タイの成績を残しおり、将来のポーランドを背負って立つ選手と言えるだろう。ポーランドから約8,600キロ離れたこの日本でどのような戦いを見せてくれるのだろうか。