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【JO開幕直前情報Vol.4】ジャパンオープン30年史3

2019.07.01

From 2011 to 2017

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2011年男子決勝は張榮麟vsエフレン・レイズ

2011年の第24回大会は、開催日の8日前に起こった東日本大震災の影響を受けて延期となり開催が危ぶまれていたが、ビリヤードに携わるプレイヤーや関係者達の努力によって7月9日~10日の日程で無事に開催された。そしてこの年、男子の競技種目がナインボールからテンボールに変わった。

男子決勝は、張榮麟(台湾)vsエフレン・レイス?。まさに世界のトップスターによるハイレベルバトルとなり、この時26歳だった張が、こちらもヒルヒルの激闘を制してJO初制覇。日本勢はこの年、川端聡神箸久貴の西日本のベテラン勢が活躍。それぞれ準決勝で張、レイス?に苦杯を喫したが、3位タイに入る健闘を見せた。

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JO初制覇に挑んだ河原千尋

一方女子では、前年に自身初の年間ランキング1位を獲得し、プロ入り6年にして梶谷景美と並ぶ日本のエースと目されるまでになった河原千尋が決勝戦7-7からのラスト?の攻防で、当時21歳の大学生であった台湾の魏子茜に敗れて、JO初制覇までもう一歩のところで涙を呑んだ。

2012年、第25回大会の主役は梶谷景美と河原千尋。長年に渡って、日本の女子プロ界のトップに君臨し続け「女王」の異名を誇っていた梶谷と、2005年にプロデビューして以来、年を追うごとに頭角を現していった河原、この2人がジャパンオープンの決勝戦で相見えた。

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梶谷景美

この大一番も7-7の大接戦となり、追い付いた梶谷が最終ラックでマスワリ。9番がゆっくりと沈むの見届けた梶谷は、安堵の表情を浮かべながらガッツポーズ。河原と抱擁を交わしたあとに、客席に向かってもう一度こぶしを掲げた。男子決勝もフルセットとなり、川端聡がワレン・キアムコ(フィリピン)と死闘を演じたが惜しくも敗れ、2003年以来の日本人優勝とはならなかった。

2013年の第26回大会、男子テンボールでは2003年の西嶋大策以来実に10年振りの日本人王者が誕生。女子ナインボールでは、河原千尋が4度目の決勝戦進出にして初めてJOタイトルを獲得。会場は、これまで以上に大きな声援と拍手に包まれた。

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土方はこの年、年間ランキング1位となった

土方隼斗は初の決勝戦進出でフィリピンのリー・バン・コルテッザを相手に伸び伸びと攻め切るプレーを魅せて9-5の快勝。河原は土方が優勝を決めた20分後に台湾の蔡佩真を8-4で下し、2003年以来10年振りに、男女共に日本人プレイヤーがJOタイトル獲得を果たしたのだった。

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河原もこの年、3度目となる年間MVPを獲得した

フィリピンのアントニオ・リニングと当時18歳の呉??(台湾)が2014年の第27回大会を制し、男女ともに海外勢にタイトルを奪われた日本勢であったが、翌年の第28回大会では、河原千尋が決勝戦で曽根恭子を下して自身2度目のJOタイトルを獲得。さらに2016年の第29回大会では、3年ぶりに男女ともに日本人プレイヤーが優勝を果たした。

この年、男子のベスト4は、土方隼斗、大井直幸栗林達羅立文という、現在の男子ランキングトップ4。その中から決勝に勝ち上がったのが土方と栗林。2人の対戦は接戦が予想されたが、9-1で土方が大会2度目の優勝。女子では台湾の16歳、陳佳樺が躍動。ベスト8で河原千尋、準決勝で木村真紀を下して決勝に進出して注目を集めた。しかし、ここでJO連覇の経験を持つ栗林美幸が陳を8-6で下し、久々となる自身3度目の優勝を遂げた。

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男子テンボール優勝・土方隼斗

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女子ナインボール優勝・栗林美幸

そしてまだ記憶に新しい2017年は、第30回記念大会。この大会で最も輝いたのが当時プロ2年目、20歳の平口結貴だった。平口は決勝戦でさらに年下、当時18歳の范育?(台湾)を相手に序盤からリードを保って7-3でフィニッシュ。堂々たるプレーでJO初制覇を達成した。

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平口結貴、初優勝!

一方の男子は、この年、すでに国内3勝を挙げ、海外のトーナメントにも積極的に参戦し、強さと上手さをさらにレベルアップさせていた大井直幸が、ファンの期待を背に決勝戦に到達。2011年にJOを制覇している張榮麟(台湾)と激突したが、惜しくも敗れて準優勝となったが、大会を通じて見せたワールドクラスのプレーは、多くのファンを魅了した。

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大井直幸は惜しくも準優勝

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