ベスト8への戦いが進行中!
会場となっているラスベガス『マンダレイ・ベイ リゾート&カジノ』
6日間に渡って行われている、世界最大規模のオープン戦『USオープン ナインボールチャンピオンシップ』。256名が出場した同大会もついに16名にまで絞られた。そしてこうしている間にも、ベスト8への切符を懸けたワールドスター達の戦いが進行している。先ずはJPBA勢の結果をお伝えしたい。
大井直幸
【JPBA勢・結果】
●敗者2回戦
土方隼斗 8-11 パトリック・ホルツ(スコットランド)
有田秀彰 5-11 ジェームズ・アダムス(アメリカ)
小川立致 8-11 ニック・マライ(ギリシャ)
東條紘典 5-11 赤狩山幸男
●敗者3回戦
赤狩山幸男 10-11 マニー・ペレス(アメリカ)
●敗者4回戦
吉岡正登 9-11 テイラー・スタイアー(アメリカ)
●敗者5回戦
大井直幸 6-11 アレクサンダー・カザキス(ギリシャ)
●敗者6回戦
栗林達 9-11 ラルフ・スーケー(ドイツ)
内垣建一 5-11 ヴォイチェフ・シェフチェク(ポーランド)
栗林達
内垣建一
JPBA勢の最高位は栗林と内垣の敗者6回戦。栗林はドイツの”皇帝”スーケーに一時はリードしながらも9-11と、逆転で敗れた。内垣の相手はポーランドの新星、シェフチェク。国際大会で名が知れ渡っているような選手ではないが、それでもやはり技術は高く終始シェフチェクのペースで試合は進み、5-11で敗退。JPBA勢の戦いは幕を閉じた。
ヨシュア・フィラー(ドイツ)
現地時間24日(水)午前9時より、ベスト16の戦いがスタートした。ベスト16以降は特設ステージによって1台で1試合ずつ行われていく。第1対戦はディフェンディングチャンピオンのジェイソン・ショウ(スコットランド)と、現ナインボール世界チャンピオン、ヨシュア・フィラー(ドイツ)という大会屈指の好カードに。結果はフィラーが世界チャンピオンの力を見せつけ、ショウを11-4で圧倒し、ベスト8進出を果たした。
フランシスコ・サンチェス・ルイス(スペイン)
ジェフリー・デルーナ(フィリピン)
その他の注目カードの結果として、フランシスコ・サンチェス・ルイス(スペイン)vs柯秉中(台湾)は11-4でサンチェス・ルイスが勝利、ジェフリー・デルーナ(フィリピン)vsイムラン・マジド(イギリス)は11-9でデルーナが勝利した。
アレックス・パグラヤン(カナダ)
’05年同大会優勝のアレックス・パグラヤン(カナダ)はシンガポールの若きエース、アロイシウス・ヤップと11-10の激闘を繰り広げ、ベスト8進出を決めた。
現地時間25日(木)に行われるベスト16の最終戦には、USオープン最多タイ(5回)の優勝記録を持つアメリカのスター、シェーン・バン・ボーニングvs”泰山神童”?珈慶(中国)という一戦が控えている。アメリカ勢唯一の生き残りとなったボーニングには国内のプールファンの期待がその双肩にかかっている。
?珈慶(中国)
ボーニングが単独最多となる6度目の優勝に向かって突き進むのか、それとも?珈慶が阻止するのだろうか。スター選手達の共演に片時も目が離せない。USオープン全組み合わせ表はコチラから。
シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)
写真提供:JP Parmentier/Vincent Rochefort