Crazy9(クレイジーナイン)
どんなゲーム?
関東学生ビリヤード連盟設立準備委員会が、ビギナーから上級者まで、みんなで1台のテーブルで楽しくビリヤードができるようにと考案した、ナインボールとカードゲームをミックスしたニューゲーム。現在もブラッシュアップを続けています!
ゲームの基本ルール
■使用するボール
1番~9番ボールまでの的球9個と手球。
■ラックの組み方
ブレイクショットをする側から見たラックの頂点に1番ボール、その後ろ3列目の中央に9番ボールを配置します。その他のボールは任意の位置で構いません(図1)
■ゲームの目的
相手より先に9番ボールをポケットする
■基本ルールのポイント
プレーの権利を持っているプレイヤーは、ショットの際、最初に必ずテーブル上に残っている最小番号の的球に手球を当てなければなりません。
ゲームの流れ
●このゲームはペアマッチ(2対2)以上で行います。
●カードは全部で18種類。バンキング後、各チーム、カードホルダーからランダムに6枚を引き、そこから任意の4枚を選択して使用します。使用しない2枚をカードホルダーに戻して、撞く順番を決めてからブレイクショット。その後は互いに順番通りに、ワンショット交代でナインボールをプレーします。
●ブレイクはその後の順番に影響されません。プッシュアウト、3ポイントルール、3ファウルルールは適用しません。
試合中のカード使用について
カードの使用は、攻撃側が撞く前のカードフェイズで、以下の条件下で使用できます。
①守備側は攻撃側が撞く前にカード提示の意思を強く示すこと。攻撃側が撞いた後に守備側はカードを提示することはできません。
②攻撃側がカードを提示する時は、守備側にカード提示の意思を確認。意思が無い時にだけ攻撃側のカードを提示できます。
③守備側がカードを提示した時、攻撃側はカードを提示することはできません。
④守備側が攻撃カードを、攻撃側が守備カードを、誤って提示した時、そのカードは手札に戻されることはなく破棄されます。
カードの種類について
カードには、攻撃側が使用できるカード、守備側が使用できるカード、両方で使用できるカードの3種類が存在します。守備側の時に攻撃カード、また、攻撃側の時に守備カードを使用することはできません。
バトルの鍵を握る18枚のカード!
Crazy9の勝利の鍵を握るのが、3種類に分かれた18枚のカード。初心者に優しいものから、上級者の見せ場を演出するもの、テーブル上を混乱に陥れるものまで、タイミング良くカードを切って試合を盛り上げながら勝つための大きな武器となります。
Foul2:ファウルした場合
ナインボールと同様に、ファウルを犯した場合、相手プレイヤーは手球をテーブル上の任意の場所に置いて、そこからプレーを再開できます。これを日本では「フリーボール」「手球フリー」などと呼びます(図6)。
Foul3:ファウル後のボールの処理
ファウルとなるショットでポケットされた的球、また球場外となった的球はテーブル上には戻さずに、ポケットされたものとしてプレーを再開します。ただし9番ボールだけは、フットスポット(図6)に戻します。
※ポケットビリヤード共通のファウル
- スクラッチ
ショットした手球が、直接または何らかの的球に当たった後にポケットに落ちてしまうファウル。ゲームの種類によって、その後の処理は変わってきます。 - 球触り
ショットの際に手球に触れて良いのはキュー先に付いている革製のタップだけ。それ以外の部分が触れるとファウルになります。また的球に触れた場合もファウルとなります。 - 球場外
ショットされた手球がテーブル外に飛び出した場合、ショットによって的球がテーブル外に飛び出した場合にファウルとなります。 - 2度撞き
ワンショットの間にタップが手球に触れて良いのは一度だけです。一旦ショットされた手球を2度以上撞くとファウルになります。 - 両足が床から離れる
ショットの瞬間は、必ずどちらか片方の足が、つま先だけでも地面に触れていなければなりません。例えばテーブルの上に腰掛け、両足が宙に浮いた状態でショットするとファウルとなります。 - 目印を付ける
ショットをする時に、自分が狙いたい場所を特定するために、何らかの目印を置くとファウルとなります。