Q.手球の横を撞いた時の動きの基本が知りたい
2024.06.07
ヒネリに関するお悩み(切り返しさん・Cクラス)

●A.横を撞くと起こる「トビ」と「カーブ」を知っておきましょう。

上は、右の撞点を撞いた時の手球と的球の動きの例で、まず左は横の撞点でショットした際の手球の基本的な動きを表しています。ショットされた手球はまず、撞点と反対側の方向に押し出される形で走り始めます。これが「トビ」と呼ばれる現象です。
そしてその後の手球は、バックスピン、もしくは無回転の状態の時にはこの方向に進み続け、前進回転に切り替わった瞬間から今度は撞点と同じ方向に「カーブ」し始めます。この、トビとカーブの程度はショットスピード、撞点、キューの角度、またシャフトの性能などの要因で様々に変わりますが、右のように、ショットスピードが速ければ速いほど、カーブよりもトビの影響が大きく現れる傾向にあります。

そして、上は横回転している手球が衝突した的球に与える影響を示しています。右回転している手球が的球に衝突した場合、的球のコースはその摩擦によって回転と反対方向にズレ、さらに左回転がかかることになります。ただし、このズレの程度はさほど大きなものではありません。