3月14日〜17日(木〜日)の4日間、ドイツ・フィアゼンにて33回目となる『スリークッション世界選手権・国別対抗戦』(世界タッグ選手権)が開催された。日本代表は昨年と同じ界敦康と森雄介。
先日の記事でもお伝えした通り、本大会は世界各国から16チームが出場し、4×4組に分かれて総当たりで戦う予選リーグからスタートし各組上位2チーム、計8チームによる決勝トーナメントに進出する。40点先取・ワンショット交代のスコッチダブルスで行われる。
昨年と同様グループ3位と、あと一歩のところで敗退となった。
先ず、日本は予選リーグ・グループAでフランスに36ー40で惜敗。2日目のメキシコ戦では40−22で快勝というところまでは既報の通り。3戦目となるベルギーは第1戦目のフランスと同様、昨年大会で対戦し敗れているのでリベンジを果たしたいところだった。しかし結果は40−27(18キュー、アベレージ・日本1.500、ベルギー2.222)でベルギーが勝利。日本はこれによりグループA3位という結果で終了した。
大会最終日、世界の頂点を決めるベスト4が出揃った。組み合わせはベルギーvsオランダ、トルコvs韓国。先ず日本時間18時に試合が始まった準決勝第1試合、ベルギーvsオランダは40−37(26キュー、アベレージ・ベルギー1.423、オランダ1.538)で、オランダがハイレベルな攻防を制して決勝進出。
準決勝第2試合、日本時間20時開始となったトルコvs韓国は、トルコが40−39(20キュー、アベレージ・トルコ2.000、韓国1.950)で韓国に勝利。韓国の3連覇を阻止してトルコが決勝へ駒を進めた。
決勝はトルコvsオランダ。準決勝では両チームともに激戦を制してきており、決勝も一進一退の攻防が繰り広げられるかと思われた。しかし、終わってみればトルコが40−22(17キュー、アベレージ・トルコ2.352、オランダ1.294)とオランダを圧倒し5度目の優勝を飾った。昨年まではトルコとベルギーが3位タイとなる大会4勝で並んでいたが、今大会の5勝目によりトルコが歴代単独2位に浮上した(1位はスウェーデンの9勝)。
左から準優勝・オランダ、優勝・トルコ、3位・ベルギー、4位・韓国