17日(日)にはローテーションB級選手権も開催
3月16日・17日(土・日)大阪の『玉出ビリヤードACE』にて、『第68回全日本オープンローテーション選手権大会』が開催される。JPBAのランキング対象公式戦では唯一のローテーション種目となっている。
会場の玉出ビリヤードACE
昨年よりフォーマットが変更され、フィリピンで主流のルールが採用されている。予選は61点先4ラック先取、決勝は61点5ラック先取で進行する。そして、ファウル時にはフリーボールが与えられるという点が、大会ポスターにもある『新感覚』だ。予選はダブル・イリミネーションを行った後、ベスト32よりシングルイリミネーションとなる。
杉原匡
昨年のローテーションを制したのは、自身12年ぶりとなる公式戦優勝を飾った
杉原匡。決勝の相手は同じ西日本勢の
飯間智也だった。試合は4−1と、飯間が大差をつけて優勝にリーチをかけていた。しかしここから杉原が着実にポイントを重ねていき、スコアは4−4。最終ラックは飯間の6番空クッションファウルから杉原が取り切って逆転優勝。今年は昨年優勝者シードとして連覇に期待したい。
飯間智也
昨年準優勝の飯間は、先週の『西日本グランプリ第1戦』(飯間が優勝)のベスト16で杉原に勝利している。昨年の決勝の借りを返すため、コンディションを整えて大会に臨んでくるはずだ。飯間も注目の1人として期待だ。
大井直幸
東日本勢からも注目を挙げるとすれば、先週末に『東日本グランプリ第1戦』で優勝を果たした
大井直幸だ。大井はこの大会では一昨年の覇者であり、昨年は3位と結果を残している。種目を変えても大井の攻撃力は会場にいるギャラリーの注目を集めることだろう。
昨年のB級ベスト4。左から3位タイ小野貴生(ブラボー)、優勝・辻英行(Be-1)、準優勝・布川明子(玉出ACE)、3位タイ・尾崎貴司(藤井寺ハスラー)
また、17日(日)にはオープン戦と同時進行で第59回B級戦も『玉出ビリヤードACE』にて開催される。こちらは例年通り120点先取のノンコールのフォーマット。B級の大会とはいえ、各地からA級に勝るとも劣らない実力者が多く大会に参加する。
オープン級ベスト4。左から3位タイ・川端聡、準優勝・飯間智也、優勝・杉原匡、3位タイ・大井直幸、ベストアマ・酒井隼人
前述したとおり、JPBAランキング公式戦唯一のローテーション種目。普段あまり見る機会の無い同種目をトッププロ達が日本一を懸けて争う。ぜひ、会場に足を運んで『新感覚』ローテーションを観戦されてはどうだろうか。