『第76回全日本スリークッション選手権大会 寬仁親王牌』代表決定戦結果
5月3日〜5日(金・祝〜日)にスリークッション日本一を決める『第76回全日本スリークッション選手権大会 寬仁親王牌』が、東京・板橋区の『成増アクトホール』にて開催される。この大会に出場するために、全国各地でその切符を巡る代表決定戦が進行中だ(関東・関西・中部・静岡地区代表は終了。北海道・東北・中国・四国・九州地区代表はまだ行われていない)。
関東代表決定戦の結果
関東代表決定戦は、2月24日(日)に10会場 × 6名編成の予選リーグ(25点先取)から始まり、各組上位3名(30名)による5会場 × 6名編成の本戦リーグ(30点先取)が3月3日(日)に行われた。その中の各組上位3名 + 各組4位の勝ち点ベスト3名、合計18名が選出されるという狭き門。見事勝ち抜いた選手が写真(上)の18名。予選・本戦共に全勝(勝ち点10)で勝ち抜いたのが
宮下崇生と
清田篤司の2名、宮下は驚異のアベレージ1.807で全日本への切符を手にした。なお、次点の繰り上げについて、本戦決定戦次点3位までを優先し、関東次点4位以降の選手は他地区の追加確認をした後繰り上げを行うとのことだ。
その他の決定戦が行われた地区では、関西地区では田中正行、中部地区は
神箸久貴(JPBA)、静岡県は伊藤隆(アマチュア)がそれぞれ1位通過を果たしている。
界敦康の連覇を阻み5度目のタイトルを獲得した新井達雄
シード選手に関しては、『第75回全日本スリークッション選手権』優勝者の
新井達雄、
第68回全日本アマチュアスリークッション選手権』優勝者の榎本光昭、2018年度JPBFランキング7位まで(新井達雄を含む)の全8名が選出されている。2018年度JPBFランキング(1〜7位)は、1位から新井達雄、
森雄介、
界敦康、
船木耕司、
梅田竜二、
竹島欧、
小林英明。
5月3日〜4日に行われる『第76回全日本スリークッション選手権』予選ラウンドのフォーマットは、大会シード8名+地区枠34名の計42名で3名リーグ戦 × 14組(30点先取)各組上位1名+ベスト2着2名の計16名が決勝トーナメント進出。4日にベスト16、5日にベスト8からのシングルトーナメント(40点先取)が行われる。
昨年大会ベスト8。後列左から5位タイの神原正嵩、森雄介、小野寺健容、北浦昭博(アマ)。
前列左から、3位タイ・梅田竜二、優勝・新井達雄、準優勝・界敦康、3位タイ・島田暁夫
昨年の第75回大会の結果は、ベスト4全員が歴代全日本覇者が集う格好となり、日本キャロム界を牽引する新井が5度目の全日本制覇を成し遂げた。今年の第76回大会でもベテランがその力を発揮するのか、それとも新たな選手の台頭となるのか。5月の全日本に向け、闘いはもう始まっている。