第32回北陸オープン男子
決勝会場となる『野々市フォルテ小ホール』特設会場
10月6日(土)〜7日(日)、石川県にて『第32回北陸オープン男子』が行われる。フォーマットはテンボールの勝者ブレイクで、予選は7ラック先取のダブルイリミネーション、決勝トーナメントは8ラック先取のシングルイリミネーションとなる。
217名で行われる1日目の予選は金沢市近郊の各ビリヤード会場で行われ、ベスト16まで絞られる。2日目の決勝トーナメントは野々市市にある『野々市フォルテ小ホール』にて特設会場が設けられて熱戦が繰り広げられる。
大井直幸
注目選手はやはり
大井直幸になってしまうだろう。男子も熾烈なJPBAランキング争いが繰り広げられており、その中で大井はJPBAのHPによる8月末時点のランキングで2420ポイントと文句なしの1位となっている。9月25日〜28日に中国・北京で行われた『2018密雲ナインボールインターナショナル選手権』にて、自身の海外戦初タイトルを奪取。国内でもランキング対象の公式戦で4勝と、既に独走状態のような形となっている。国内の大会ではいずれも優勝候補筆頭として挙げられる大井のプレーを見ないわけにはいかない。
栗林達
2位は2180ポイントで
栗林達。1月の『関西オープン』、6月の『ハウステンボス九州オープン』、優勝、『東日本グランプリ第1戦・第2戦』を共に準優勝。これまでの『北陸オープン』では準優勝がなんと4回とことごとく決勝で涙を飲んでいる。北陸は栗林の出身であり、地元のファンの為にもなんとしても優勝したいはずだ。
飯間智也
3位は2120ポイントで昨年の優勝者でもある
飯間智也。飯間は『全日本ローテーション』準優勝、『関西オープン』で3位タイ、『全日本14-1選手権』で5位タイなど、他にも各大会でコンスタントに成績を残している。昨年は6位だっただけにすでに昨年を超えた躍進となっている。前回は準決勝で大井をヒルヒルの末に倒し決勝進出を果たすと、勢い衰えず
塙圭介
を8−5で破り、初優勝を飾った。今年は連覇に期待だ。
羅立文
4位は1940ポイントで精密機械の愛称で知られる
羅立文。今季、『関東オープン』優勝、『全日本14−1選手権』『東日本グランプリ4・6戦』準優勝、その他に『東海グランプリ』など、3位になった大会が3つあり、ハイレベルに成績を残している。まさに精密機械という名がふさわしいほどに安定している。昨年の大会は9位タイという成績だったので、『関東オープン』以来の優勝が欲しいところ。
杉原匡
5位は1910ポイントで
杉原匡『全日本ローテーション』を優勝。『関西オープン』『西日本グランプリ第2戦』準優勝、『第31回ジャパンオープン』9位タイという成績を残している。昨年のランキングでは11位ということで、すでに8月末時点で大幅に更新している。4位の羅とのポイント差が30ポイント程しかなく、まだまだランキングを更新できる可能性はじゅうぶんにある。まずは目の前に迫っている『北陸オープン』で勢いをつけたい。
土方隼斗
今回、ランキングトップ5には入っていないが、
土方隼斗にも注目しておきたい。今季『全日本14−1選手権』を優勝して以来なかなか勝てない時期が続いたが、先月の『東海グランプリ』準優勝、『東日本グランプリ』優勝と、着実に状態を上げてきている。一度マスワリの波に乗ってしまえば手の付けようが無い。この大会でも波に乗れるか。
シーズンもいよいよ終盤に差し掛かり、選手達にとっては気の抜けない時期。ぜひとも会場で選手達の緊張感を感じてみてはいかがだろうか。
写真提供/
On the hill!