3rd Top of Cues Nippon〜トップ・オブ・キューズ・ニッポン〜
10月13日(土)、『Mecca横浜店』にてキューコレクター達が一堂に会する『第3回トップ・オブ・キューズ・ニッポン』が開催される。
このイベントを主催した松實伸之氏
記念すべき第1回目の会場は2016年10月に東京都港区にある宗田三佳プロが経営する『ゴッドドラゴン』。発起人は北海道市在住のコレクター、松實伸之氏。松實氏は2002年から、アメリカのコレクター・キューメーカー有志により10回以上開催されている『インターナショナル・キュー・コレクターズ・ショー』(ICCS)に参加し、そのコンセプトに感銘を受け日本でもカスタムキューの魅力を伝えることができないかと試行錯誤した結果、生まれたのがこのイベントだ。
初回から多くのコレクターが会場の『ゴッドドラゴン』に集まった
第1回ではコレクター9名により、キューだけでなく大正時代の古い書籍やチョークなど、ビリヤードマニアにはたまらない逸品が並び、初回からかなりの好評であった。しかし、1回目ということでコレクター達が受付業務で手がいっぱいで他者のコレクションを見る余裕が無く、コレクター同士の交流やビジターとのコミュニケーションが図れなかったり、コレクション自体のセキュリティが甘くなってしまったりなど、運営側には多くの改善点が残った。
芸術品のような輝きを放つ『ILC』
第2回目は会場を変え、第3回の会場でもある『Mecca横浜店』にて行われた。第1回の2倍の18名によるキューコレクターが集まり、各々が持つ自慢のコレクションを展示した。大きく変わった点で言えばイベント自体が2部形式となったことだろう。
第2回目は『Mecca横浜店』にて行われた
第1部では前回の課題でもあったコレクター達の交流に焦点が当てられ、コレクターとキューメーカーだけのプライベートショーのような形式。コレクター達同士でコレクションの紹介や思い入れを順番に発表し合う時間が設けられ、普段聞くことのできない他者のキューを愛する言葉に全員が興味深く耳を傾けていた。
昨年から登場の『9 Hearts』
第2部では一般客も来場する時間になった。ここでも第1回と大きく変わったのは招待制であった第1回から第2回は完全オープン制によるイベントになったこと。誰でも気軽に見ることができるようになったので、来場者が前回の2倍以上の100名近くにまでなった。さらに、1テーブルを開放し、名作を撞いている様子や音を楽しむこともできるようになった。やはりキューは鑑賞ではなく使ってこそ、その真価が発揮されるものである。第1回を上回る盛り沢山な内容となった第2回は大好評で幕を閉じた。
キューだけでなく、様々なビリヤードグッズも展示される
第3回目である今回は、国内のコレクター達だけでなく海外からもコレクターが参加し、日本では見られない珍しいキュー・アイテムを見ることのできるチャンス。その他にもお宝グッズのコーナーや、キャロムビリヤード界で怪人と呼ばれた故デニス・ディックマンの追悼ブースといったスペシャルブースが用意されているとのこと。
参加費は¥1,000。ソフトドリンク一杯付きで時間は15時〜19時となっている。ビリヤード愛好者、キューマニアの方は会場に足を運ばれてみてはいかがだろうか。