特集はビリヤード神、エフレン・レイズと『勝負を決めた技術とメンタル』
10月4日(木)は『隔月刊ビリヤードCUE'S』11月号の発売日です。今月号の特集DVDは、「第31回ジャパンオープン スーパーショット&マスワリ集」です。7月に開催された国内最大級のオープン戦「ジャパンオープン」より、見応えあるスーパーショットとマスワリをセレクトしました。男子決勝を戦った大井直幸、女子の決勝を戦った郭思廷と梶谷景美らの研ぎ澄まされたプレー、その3名に続きトッププレイヤー達が卓上で見せた鮮やかなショットとマスワリをお楽しみください。
CUE'S11月号は全国の書店をはじめ、『
キューズWEBショップ』、販売協力ビリヤード店、Amazonなどにてお買い求めいただけます。
第1特集は【エフレン・レイズ伝説!】
今年9月、2週間に渡り来日し各地のビリヤード場でのチャレンジマッチと東海グランプリへの参戦とジャパンツアーをしていた
エフレン・レイズ。ビリヤードの世界に於いてその名を知らない者はいないと言い切れるほど、数々の伝説を残してきた生けるビリヤード神です。本誌では、ジャパンツアーの密着取材を敢行。世界を駆け巡った引退の噂の真相や、今64歳となったレイズが見るビリヤード、そして観る人を魅了してきたマジックショットの解説など、いろいろな角度から「レイズ伝説」を紐解きました。
伝説のショットの裏側を探った特集パート1では、観る人の範疇を超えたファインショット、「エフレン・マジック」の数々を実際にレイズに再現してもらいながら解説してもらいました。「これはほんとにまぐれだったんだよね〜。やれって言われてもできないよ〜」とおちゃめに笑う姿もたまにあったとかなかったとか......???
インタビューでは、引退の噂を含めレイズの今後の予定や、レイズが行く先々のトーナメントでタイトルを獲っていた全盛期と今のプール事情について、また練習方法などなど「マジシャン」の考えを幅広く聞きました。
第2特集は【プロ本人が徹底解説 勝敗を決めた技術とメンタル!】
トッププレイヤーが己の持てる全て(ビリヤード関連に限る)を投じて戦う試合。試合の勝敗には様々な要因が絡んでいて、その要素を観るだけで自分の中で消化するというのはそう簡単ではないもの。ということで、ハイレベルな試合を繰り広げるトッププロをお呼びして、試合の最中何を考え、感じ、どんな選択をしたのか、徹底的に解説してもらいました。際どい試合を戦ったプロの目線で勝因、敗因を動画と共に観ていきます。
第1パートは8月に開催された「東日本グランプリ第4戦」で
羅立文プロとヒルヒルの激闘の末今期初優勝を果たした
青木亮二プロにその決勝を1ラックごとに解説してもらいました。
第2パートはでは逆に敗因を探ります。7月に開催された「ジャパンオープン」でフィリピンの
リー・バン・コルテッザと好ゲームを演じた
杉原匡プロ。華やかな特設会場でその日の初戦。フィリピンの強豪を相手に何を感じ、何を見たのか、こちらも動画と共に1ラックごとに解説してもらいました。
今号では、8月から9月にかけて開催した「第11回ビリヤード検定」のグレード認定者を発表しています。その他検定開催店からお送り頂いた検定中のお写真や、アイドルビリード部の受検の様子、そしてA級課題に挑戦した編集部のクリモトの受検レポも合わせてお届けします。
また、8月にアメリカ・ラスベガスで開催された世界最大のアマチュアトーナメント「APA World Pool Championship」の模様もお届けします。今年はJPAから4チームが参戦。その中でナインボール部門に出場した大阪の『アニゴンズ』(Z九条)が優勝を果たしました。JPA史上初の快挙を成し遂げたアニゴンズ。キャプテンでありZ九条のオーナーである瀬戸山さんがお店にラスベガスの大会で使用される7フィート台を置いたほどの真剣さが日の目を見る形になりました。そんなアニゴンズに焦点を当てながら、ラスベガスで大会に参戦したJPA勢の活躍をレポートします。
そして、今月MEZZから新作登場です。MEZZのフラッグシップモデルである「ACE」シリーズ。およそ10年ぶりにシリーズがフルリニューアルされました。オールエボニー&新シャフト標準装備となった「ACE」。新シャフトはWXシリーズの「WXアルファ」です。どちらもシリーズの改良が重ねられ、新たな特性を持つものとなっています。他にもカーボン・ジャンパー「Air Drive II」などこの秋のMEZZの新製品は目を惹くものばかり。これ以上は誌面でチェック!
また今月のCUE'Sでは長年のブランクを経て「撞球明星列伝」が帰ってきます。JPBAの
北山亜希子プロが台湾のスタープレイヤーを紹介するこのコーナー。以前のシリーズから時間が経ち台湾のプール事情も大きく変わり新たなトッププレイヤー達が誕生しています。ということで、「撞球明星列伝」は新たなスタートを切ります。初回は2015年の「USオープン」チャンピオンである
鄭喻軒。「永遠の3位タイ」という言葉から始まるインタビューは、経験した苦労やビリヤードにかける思い、今やっていることなどを聞きました。11月の「全日本選手権」に出場予定の鄭プロ。読めば応援したくなります。
赤坂泰彦氏がDJを務めるLive on the Table。今月はJPBFプロのお二人、
森雄介プロと、
界敦康プロを招待しました。JPBFを牽引するベテラントップである界プロと、若手で勢いを年々増している森プロにスリークッションについていろいろ伺いました。はじめたきっかけから、お二人にとっての3Cのおもしろさ、また世界の3C事情などなど一読でスリークッションの全景がわかりそうな程語らって頂きました。「球のこなし方」などキャロムビリヤードならではの言葉も出てきますが、普段はポケットしかやらないという方にとっても読めばそこには面白い世界が待っているはず......!