POOL LABO@横浜
ジャパンツアーも終盤にさしかかった。台風の影響で関西でのイベントは中止となり、初日は東京の『GOD DRAGON』からスタート。その後東北2日、そして再び東京に戻り、『POOL SALON 503』、『POOL LOUNGE Imperial』でのイベントの後、昨日9/12(水)は『POOL LABO』でのチャレンジマッチが行われた。
新生「POOL LABO」
『POOL LABO』は横浜市関内にある、JPBAのトッププロ
羅立文(ロー・リーウェン)が2015年に立ち上げたレッスンスタジオ。今年の7月にこの場所に移転してテーブルも8台に増設。ビリヤード場としても幅広い客が楽しめる形にリニューアル。新しいお店はオープン2カ月の真新しい空間だ。
広々とした空間にポケットが8台設置されている
チャレンジマッチは17時からスタートされた。観覧料を多く支払えば、間近でレイズのプレーを見ることができる特別席が用意されていた。また、サインボールも販売されており(3,000円)、購入者はツーショットの写真を撮影してくれる特典付きだ。
レイズ直筆のサインボール
17時ジャストから始まったチャレンジマッチの先陣を切った勇者は9先で挑戦。1ラック目のレイズはいきなりマスワリ。その後、挑戦者のマスワリも出て、途中5-4といい勝負を展開。
挑戦者のマスワリもあり、中盤見応えのある展開に
しかしそこまで。結局そのままレイズが走り、その後は1ラックも取らせることなく9-4でレイズの勝利となった。
さすがに挑戦者にリードを許すことはなかったレイズ
こういう撞き方でも確実にポケットする
2人目の挑戦者は羅プロの奥様。5先で挑戦。5先、7先の場合は、挑戦者ブレイクとなる。羅夫人のブレイクスクラッチのあと、レイズが楽々取り切り。通常は勝者ブレイクだが、盛り上げ上手な羅プロの提案により、挑戦者が女性の場合はすべて挑戦者ブレイクということになった。
常に朗らかで奥さん思いの羅プロ
羅夫人は力強いブレイクをするも、うまく捉えることができず苦戦。7ボールが隠れてしまった際には、レイズがクッションの位置をアドバイスするなど、和やかなムードで進んだ
クッションの位置をキューで指し示すレイズ
9ボールを「3クッションで入れて」など、羅プロからレイズへの無茶な提案もあり、最終的には5-2と善戦(?)した。
挑戦者はツーショット写真を撮影してくれる
次々と勇者が挑戦していくも、男性には容赦なく、なかなか1ラックすら取らせてくれない。CUE'S編集部の「編M」や台湾出身のプレイヤーなどはスコンク(0封)されてしまった。
商売上手な羅プロは、オススメ台湾料理のメニューボードを持って、観戦客の周りをぐるぐる回る。実際に自分で焼き小籠包を注文し、さらにその匂いを嗅がせて注文を2つゲットした。なかなかの強者だ。
メニューボードを持って売り子となる羅プロ
羅プロの粋な盛り上げもあり、和やかなムードで進んだチャレンジマッチだった。
この後のジャパンツアーの日程は公式戦への参戦。9月15日(土)〜16日(日)に行われる東海グランプリへの出場が決まっている。地元だけでなく、近県からも、まだまだ健在の"レイズ・マジック"を見に名古屋で、ぜひライブ観戦を。さらに9月17日(月)、大阪の『ビリヤード&ダーツ サン』でのツアー最後のイベントが決定。お近くの方はこちらに足を運んでみてはいかがだろうか。
Yumi KURIMOTO