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過去のニュース(2018年)

2018.06.18 ジャパンオープン

【JOカウントダウン Vol.4】30年史その3

From 2004 to 2006

2006年の第19回大会ベスト128ではルーキー・土方隼斗vsプロ2年目・栗林達の対戦も


JOが華やかにビッグトーナメントに成長していくのに応じて、海外からタイトルを目指して参戦するフィリピン、台湾を中心としたトッププレイヤーも増加。そのプレーレベルは高く、JPBAのトップランカーを含めた日本勢は苦戦を強いられるようになった。

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第17回大会、当時プロ2年目の福家美幸(栗林美幸)がベスト4に進出


2004年の第17回大会には男女計470名が出場し、『ニューピアホール』特設会場に登場した24名の内、海外勢は11名。そして、いずれ劣らぬ強者達が勝ち進み、男女共に決勝は海外勢の戦いとなった。男子決勝は夏揮凱(台湾)vsロドルフォ・ルアット(フィリピン)、女子決勝は高淑品vs張舒涵の台湾対決となり、ここで勝った夏と高が台湾ダブル優勝を果たした。

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ダブル優勝を果たした夏揮凱(右)と高淑品


この年の日本勢は山本久司高木まき子、そしてプロ2年目の福家美幸(栗林美幸)の3位タイが最高成績だったが、福家を筆頭にして、現在もJPBAプロとして活躍するアマチュア時代の早瀬優治高野智央がベスト32に進出。さらに予選ラウンドでは、当時15歳の土方隼斗が、優勝した夏から、この大会で唯一勝利を挙げるなど、若手プレイヤーがその力の片鱗を見せた大会でもあった。

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2004年の早瀬優治。この翌年にはベスト8の成績を残した


翌2005年の第18回大会でも、海外勢の強さは際立っていた。男子ではラルフ・スーケー(ドイツ)、ミカ・イモネン(フィンランド)の参戦もあって、さらにトーナメントはハイレベルなものとなった。決勝はエフレン・レイズvsルアットのフィリピン対決で勝者はレイズ。レイズはこれがJO初制覇であった。

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レイズがJO初制覇


一方の女子は、海外勢のエントリーが当時17歳の周萌萌(中国)ただ1人だったのだが、その周が正確無比なショットで日本勢を次々に倒していきそのまま優勝を飾るという、後の中国女子の大躍進を予感させる幕切れとなった。この時、周と決勝戦を戦ったのが福家で、昨年からさらに順位を上げ初の準優勝。プロ初勝利はならなかったものの、こちらも後の活躍を確信させるプレーを見せていた。

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中国の脅威を感じさせた周


JO史上最多の男子440名、女子120名が出場した第19回大会。またもや男子はフィリピン勢のファイナルとなり、アントニオ・リニングがドンドン・ラザランを下して2000年の『全日本選手権』に続いて、国内ビッグタイトル2冠を達成。ルビレン・アミット、アイリス・ラノーラなどのフィリピン勢も参戦した女子では、2度目の決勝進出となった浜西由紀子(大井由希子)を下した蘇憶雲(台湾)が初優勝を果たした。

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浜西由紀子(大井由希子)は惜しくも初戴冠ならず


こうしてJOは、『ニューピアホール』特設会場を最高のステージとしながらさらに成長を続けていく。


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