アマチュアビッグタイトルの1つ名人戦が今年もその長い戦いの幕を開ける。
JPBAプロの1期生である藤間一男が「ポケット最強の選手は誰なのか競ってみよう」と提案して創られた大会は今年で第58期目を迎える。
名人戦の初戦、関西地区E級戦の会場となる『玉出ビリヤードACE』
ローテーション種目の今大会は本来、A級戦で勝利した1名が挑戦者となって名人位と決定戦で当たり、300点先取の5セット先取りという超ロングフォーマットで「ポケット最強」を決めるという構成になっている。今年は6月17日(日)の「関西地区E級戦」からその戦いがスタートし、関西地区ではE級戦を勝ち抜いた選手達と各級の選手達がD級〜B級へと勝ち抜き方式で頂点を目指す。関東地区は、7月8日(日)のC級戦が初戦となる。
第57期名人戦で2度目の防衛を果たした小川徳郎(左)と挑戦者の林武志(右)
昨年の第57期名人戦は、小川徳郎が、当時16歳の林武志を下して2期連続の優勝を果たしている。小川が今年1月にプロ転向したことにより、第58期となる今年は、A級シードの林に各ブロックからの勝ち上がり15名を加えた16名によるA級戦の勝者が名人位に就くこととなっている。