第27期球聖戦&第10期女流球聖戦
いよいよクライマックスに差し掛かってきたアマチュアビリヤード界最高峰のタイトル戦の一つである『第27期球聖戦』と『第10期女流球聖戦』。3月25日(日)には、東京と大阪を舞台に、東西と男女それぞれの4つの『A級戦』が行われた。
球聖戦・女流球聖戦東日本A級戦のファイナリスト。左から近光翼(2位)、丸岡文子(1位・東日本代表)、小宮裕樹(1位・東日本代表)、園山亮(2位)
球聖戦のA級戦は、ここまで約2ヵ月に渡ったサバイバル戦を勝ち抜いてきた全国の猛者達が、東日本と西日本ブロックに分かれて戦う最終予選といった赴きのトーナメントで、東日本は第27期球聖戦、第10期女流球聖戦ともに東京・渋谷の『CUE』が会場となり、西日本は大阪市内の『玉出ビリヤードACE』(第27期球聖戦)と『マグスミノエ』(第10期女流球聖戦)が会場となった。
球聖戦西日本A級戦のファイナリスト。左から中野雅之(1位・西日本代表)、吉岡保俊(2位)
今年、強豪犇めく厳しい戦いを制したのは、東日本が小宮裕樹(第27期球聖戦)と丸岡文子(第10期女流球聖戦)の神奈川勢2人、西日本では広島の中野雅之と愛媛の永岡さつきが見事代表の座を勝ち取った。
女流球聖戦西日本A級戦のファイナリスト。左から布川明子(2位)、永岡さつき(1位・西日本代表)
この後まずは4月7日(土)に『第10期女流球聖戦・挑戦者決定戦』で丸岡と永岡が対決。その勝者が翌日に第9期女流球聖の中村舞子(長崎)に挑戦する『女流球聖位決定戦』でタイトルが争われることとなっている。決戦の舞台はともに女流球聖戦の聖地『マグスミノエ』だ。
そして翌週の14日〜15日(土・日)には、『第27期球聖戦・挑戦者決定戦』と『球聖位決定戦』が、埼玉県上尾市の『セスパ東大宮店』を会場に開催される。小宮と中野という実績も豊富なトップアマ対決はハイレベルな戦いになること必至だが、激闘を制した挑戦者の前には、タイトルの座に就くこと通算6期のスーパー球聖・喜島安広が立ちはだかる。
球聖戦、女流球聖戦ともに、フィールドに残るプレイヤーは3人ずつ、計6名のみとなった。タイトルを守ろうとする2人と奪い取りにいく4人による、全国のビリヤードファン注目の戦いの時は、刻々と近付いている。
写真提供/JAPA、
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