アダムジャパンの今! 第4回
動画で見るキューメイキングの現場〜シャフト製作から仕上げまで〜
2000年に誕生し現在も国内外の数多くのプレイヤーに愛され続けているアダムジャパンのフラッグシップキュー『MUSASHI』。本社工場では、その製作から発送までの全ての工程が、スペシャリスト達の手によって行われている。
第4回となる【特別企画】アダムジャパンの今。今回は、これまで紹介したシャフト製作とMUSASHIの心臓部であるバット製作から最終チェックまでの仕上げの工程を、改めて動画で紹介する。
●シャフト製作編
シャフト用の厳選されたメイプル材は、乾燥・保存期間を経て、さらに選別されて荒削りから段階的にシャフトへと成形されていく。
今回撮影させていただいたのは、プール用のニューシャフト『A.C.S.S PRO 2』にテーパーを付けていく工程から、テーパーが仕上がったシャフトにジョイント用の穴を開け、そこにメスネジとなるパイプを入れ、しっかりと接着していく工程、シャフトの最重要部分とも言えるキュー先の加工、そしてテーパーの最終的なサイズ出しまでだ。
●仕上げ編
特殊な芯材と四割の素材を組み合わせた独自のMUSAHIのバット構造は、2000年に生まれた、これまでのキューにはなかったアダムジャパン独自のものであり、今もなおMUSASHIの心臓部として作り続けられている。
それだけに作業工程に企業秘密な部分も多く、その全てという訳にはいかないが、今回はニューモデルである『雁木』にコンピュータ制御のCNC旋盤を使ってインレイを施す工程から、バットの仕上げ、最終チェックまでを撮影させていただいた。
次回はいよいよ最終回。これまで見てきた木のスペシャリスト達の高い技術によって生み出されたMUSASHIの新モデル『矢倉』『雁木』を詳しく紹介していく。