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アダムジャパンの最新シャフト『M. Fuji 23』本日発売開始!

2024.08.21

故・髙平睦生会長が最後に手掛けた渾身作

1970年にキュー製作をスタートして以来、卓越した木工技術と知識をベースに、新たなアイディアをプラスした革新的なキュー、シャフトの製作を続け、国内はもちろん、海外にも多くのユーザーを持つ、日本を代表するキューメーカーの1つである『株式会社アダムジャパン』。今回紹介する『M. Fuji 23』は、これまで『MUSASHI』『A.C.S.S』など数多くの名品を生み出して来た、アダムジャパンの物作りにかける想いの全てが込められた最新のシャフトだ。

その開発がスタートしたのは5年以上も前のこと。キューメイキングの原点に立ち戻り「木にしか出せない独特の打感やコシ、パワーのあるシャフトを作りたい」という、創業以来アダムジャパンを牽引し続けてきた故・髙平睦生会長の熱い想いがきっかけであった。

創業以来アダムジャパンを牽引し続けた髙平睦生会長

カーボンシャフトがあらゆる層のプレイヤー広がりを見せていく中、数々のウッドハイテクシャフトを世に送り出してきたアダムジャパンは、高平会長を中心に、木を素材としながら、これらとも違うウッドシャフト特有の性能を残したシャフトを目指し研究を進めていった。

その中で一番のポイントとなったのが、これまでのハイテクシャフトではグラスファイバーやカーボンなどの素材を使用していた芯材の選定。木にこだわり、そのフィーリングを再現できる最適解を導き出すため、素材探しから試作品の製作、専属プロからのフィードバックまでを丹念に続け、髙平会長はついに、アダムジャパンの最高機密の1つとなっている特殊材を見付け出し、『M. Fuji 23』は2023年に完成することとなった。

その後、まずは2シャフトが基本となっているキャロム用の『MUSASHI』に、表立ってその存在をアピールすることなく実装されたが、すぐさま国内はもちろん、キャロム大国である韓国でも、プレイヤーの間でM. Fuji 23は話題に上りはじめる。「これはどんなシャフトなのか?」「使ってみたい」「手に入れたい」という声も数多く届くようになり、同時に進められていて、ようやく納得の仕上がりとなったプール用M.Fuji 23完成の段階で、シャフト単体での発売が決定された。

昨年9月、髙平会長は、自身最後の作品であるM. Fuji 23の完成を見届けた後に永眠。アダムジャパンは関口貴啓社長を先頭にした、ベテランから若手までがさらに一体となり、これまで培ってきた技術と知識に、最新のテクノロジーや斬新なアイディアを融合させる、進化したアダムスタイルとなり、その中で生産、販売の体制が整えられていった今年、遂にキャロム用、プール用の同時発売に至った。

アダムジャパンのキューメイキングにかける情熱と唯一無二の製作スタイルから産み出されたM.Fuji 23は、本日20日(火)より全国ビリヤードショップでの販売が開始されている。

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